最近の活動 (Activities and News)

■「ものづくり中小企業製品揮発支援事業」が成功裡に終了
 大変に話題になった支援事業であった上記支援活動の一環として,S社が助成金を獲得したことにより, 2009年
 10月より三次元工学会も加わって,工業用シリンダ内面形状検査装置の共同開発に参画した。計測原理が従来 
 にない新規な手法であるために苦労はあったが,無事にプロジェクトを遂行することができた。三次元工学会にとっ
 ても大きな成果であり,いずれ製品化されて市場に現れることが期待されてい る。

■第19回 三次元工学シポジウム 盛況に終了
 今年度のシンポジウムは,不況下というせいもあってプログラム編成に苦心をした。初日はどちらかというと計測の
 原理の最近の話題を中心とすることを意識した。二日目は,いろいろな意味でご協力をいただいている企業の方が
 たに大変にご無理を申して講演していただくこととした。とくに応用事例であるとか,光計測に関する考え方を述べ
 ていただくようにお願いをした。強力な打線を組んだので,皆様からの反応も多かった。
 考えてみるともう20年もこのシンポジウムが続いているのかと感慨にふけってしまった。

■光応用技術シンポジウム SENSPEC 2009 大盛況 (2009.06.10)
 100年に一度とかいう不況の中で講演会を開くということは大変に勇気がいることであった。しかし,案ずるよりはな
 んとやらで,パシフィコ横浜にて開催された画像センシング展(6月10日〜12日)と併催された今回の講演会は定員
 100名の会場が満員となる盛況であった。講師の皆様の丁寧で熱のこもったお話は大好評であった。

  

 裏話を申すと,実は当日の朝に会場に着いた関係者は仰天した。実は行き違いから会場の予約がされていなかっ
たのである。当然ながら会場には鍵がかかっていて入れない。交渉の末にやっと開けてもらったのはいいが,机 
も椅子もない。これには参った!私のごとき怠け者は朝の9時から10時までにスライドの整理をしようと思っていた 
のにそれどころではない。おかげで時間オーバーの話をしてしまって申し訳なかった。参りました。

■画像センシング展 2009 に出展
 6月10日〜12日にかけての画像センシング展光ナノテクコーナーにおいて出展を行った。
 内面形状計測装置試作品および小型三次元形状計測装置の2点を出展したが,どちらも好評であって,1日に100
 枚の予定で準備した配布資料はたちまちになくなってしまった。また多くの引き合いと問い合わせをいただいたの 
 で,今後は早急に製品化を行うこととした。

                  
                三次元工学会と埼玉医科大学展示ブース          

       

   内径測定カメラ (外径10ミリまでを試作済み)  超小型三次元計測カメラ(パームトップサイズ)

■SPIE Website に掲載される(2008.03) Full paper をご希望の方はご所属とお名前を明記うえご連絡ください。
 三次元工学会の活動の一つとして山梨県における地域新生コンソーシアム事業「高性能新紙幣識別センサー
の開発」(総括研究代表者:吉澤徹)に参画していた。昨年末のこと,SPIEからニュース記事寄稿の依頼があった。
そこで,これに関しての記事を英文で書いて送った。英語では論文なら書いたことはあるが,ニュース記事などは書
いたた経験がない。そのためにかなり苦労した。実際に掲載されたかどうかも気になっていたら,シンガポールにい
る旧知のA.アスンディ教授から「記事を読んだよ」というメイルが来た。「あれっ」と思って慌ててSPIE ニュースルーム
のサイトにアクセスしたら,いつの間にかこの記事が掲載されていた。なんだかとても立派そうだった。ちょっと読めな
いかもしれないが,見出しの左下に私の名があった。見にくいのでどこかにちゃんと掲載して」おこう。
      
 
■三次元工学シンポジウム,盛会裡に終了
 第17回シンポジウムは12月5日および6日にパシフィコ横浜にて開催され,両日とも定員の
 100名を超える盛況であった。開催の3日前には予約で満席となり,当日はキャンセル待ちの
 方がたのために,急遽やむなく予備椅子席を設ける状態となった。

■光応用技術シンポジウム Senspec2007 大盛況
 精密工学会メカノフォトニクス専門委員会主催になる「光応用技術シンポジウム Senspec2007」が,画像センシン
グ展(2007//07/06-08)の併催行事としてパシフィコ横浜にて開催された。テキストとしては「」最新光三次元計測」
が用いられた。当初は定員70名の予定でアナウンスされたが,たちまちに定員に達してしまったことから,急遽120
名に変更したが,これもすぐに定員オーバーとなり,ただちに締切りとなった。キャンセル待ちもでる事態となり,当日
は熱気に包まれての講演と質疑となった。
 ◆プログラム 〜最新光三次計測〜
  ◆三次元計測の最新動向(計測原理から標準化動向まで)     吉澤 徹(埼玉医科大)
  ◆モアレ方式による三次元計測                      金蓮花(成蹊大学)
  ◆フォトグラメトリによる三次元計測                    高地伸夫(トプコン)
  ◆画像プローブ方式による三次元計測                  圓谷寛夫(ニコンインスツルメントカンパニー)
  ◆共焦点顕微鏡による三次元計測                    藤本洋久(オリンパス)
  ◆光干渉法による三次元計測                       北川克一(東レエンジニアリング(株))

■オプトメカトロニクス協会から感謝状をいただく
 なんだかちょっと恥ずかしいのだけれども,日本オプトメカトロニクス協会から感謝状をいただいた。もう何年になる
か解らないのだけれども,協会が行っている研修会の講師をしたり,いくつかの委員会に関係してきたからであろう
か,協会が創立20年を迎えた機会に有難くも頂戴した。もっと自慢してもいいのだろうけれども,やはり恥ずかしい。
感謝をこめてここにご報告させていただくとしよう。

                

■地域新生コンソーシアム関連でプレゼン(2007/02/13) 
 関東経済産業局「地域新生コンソーシアム」に関連する評価報告会に出席した。山梨県工業技術センター・萩原さ
 んが,協南精機株式会社・山梨大学・三次元工学会からの報告を含めて,周到に準備くださった。プレゼンテイション
 は15分,質疑応答が30分と決められているのでなかなかに厳しい。PLだからということで,私が15分の責任を負う
 こととなる。実際にプレゼンを行ってみてつくづく感じたのだけれども,準備練習を行うことが(年齢のせいだろうか)
 非常に辛くなっているなあ。いささか情けなかった。またプレゼントは難しいもので,今回ももうちょっとうまくできた 
 のにと反省させられた。しかし,今回のような報告会では,ははあこんな具合にやればいいのだなあと気がついた
 ことがいくつかあった。講演とかプレゼントいうものは何回やっても難しいものである。勉強になった。

■2006/01/20 「最新光三次元計測」増刷
  昨年11月20日に刊行された本書は大変に好評で,2ヶ月で在庫がなくなってしまったという。このために,ミスプ
   リを訂正することを含めて増刷をすることとなった。嬉しいことである。実は私も引用文献である方のお名前をミ 
   スプリしていた。訂正することができてほっとしている。
■年末の感慨(2006/12/30)
 今年も1年が過ぎた。大学にも復帰したが,NPO活動にも励まねばならない。大学勤務との両立はむしろ楽し
 いし,刺激になっている。来年はもっと頑張るぞと心に誓う。

■2006/11/20 「最新光三次元計測」刊行さる
   光学的三次元計測法に関して,技術的な原理と応用をまとめあげた書籍として「最新光三次元計測」
   (吉澤徹編著,朝倉書店)が刊行された。我が国における関連分野の成果がまとめられており,是非読んで
    いただきたい内容となっいる。
    執筆者や目次は「活動情況」を参照。
   出版社: http://www.asakura.co.jp/books/isbn/4-254-20129-X/

                              

   執筆者一覧 【編著者】      吉澤 徹 
        【執筆者(執筆順)】 鈴木 敏,圓谷寛夫,徐  剛,金 蓮花,石原満宏,藤本洋久,
                    北川克一,高辻利之,矢尾板達也,田中秀行,李  勇,大谷幸利,高地伸夫,
                    河北真宏,飯塚啓吾,若山俊隆,持丸正明,藤村朋宏,村本睦司
   目次
   1 ポイント光方式による三次元計測
    1.1 三角測量方式
    1.2 同軸計測方式
    1.3 レンジファインダ方式
   2 ライン方式による三次元計測
    2.1 ポイント光走査方式
    2.2 ライン光走査方式
   3 画像プローブ方式による三次元計測
   4 エリア計測方式による三次元計測
    4.1 ステレオ方式
    4.2 モアレ方式
    4.3 パターン投影方式
    4.4 合焦方式
   5 顕微鏡による三次元計測
    5.1 共焦点顕微鏡法
    5.2 光干渉法
   6 光三次元計測機の精度検定
    6.1 測定精度の評価
    6.2 精度検定機器
   7 光三次元計測の実際例
    7.1 機械産業
    7.2 半導体産業
    7.3 フォトグラメトリ応用技術
    7.4 距離画像検出技術
    7.5 ロボットビジョン
    7.6 人体計測
    7.7 コスメティクス
    7.8 歯科領域における三次元計測
   索 引
■三次元工学会,2006年度地域新生コンソーシアム事業に参画
 経済産業省関東経済産業局による地域新生コンソーシアム研究開発事業「高性能新紙幣識別センサーの開 
 発」(総括研究代表者:吉澤 徹)に参画している。
    研究実施者  協南精機株式会社
             NPO 三次元工学会
             国立大学大学法人 山梨大学
             山梨県工業技術センター
    管理法人   財団法人 やまなし産業支援機構

■2006/03/20 光学式非接触三次元測定機評価法標準化コンソシアム第3回総会 
 上記会議が産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究センターにて開催された。
 標準化の状況の報告があったが,まだ時間はかかるようである。関連の情報は次で知ること ができる: http://
optcmm-cons.metrology.jp/index.htm 。
 なお次年度の精度アセスメントで使用されるアーティファクト(基準具)が公開された。4インチ 径の鋼球がTiNで表
面処理されていて,Unimetrik社(スペイン)にて製造されたという。



■HPの更新に苦労する(2006/03/16)
・昨日からHPの大更新を試みる。これがもっとも簡単だというソフトを購入して全体の構成をざっとつくったのはいい 
 が,ネットへのアップの仕方が解らなくて苦労する。それでもいろいろと教えてもらいながら,苦労して更新を果た 
 す。なんとなく自信がつく。情けない理事長である。
■2006/02 「非接触三次元測定機研究調査報告書」刊行さる
  かねてより光学測定機工業会の部会活動として調査活動が行われていた非接触三次元測  定機に関する報
告書まとめられた。内容は次のようになっている:

   報告書作成にあたって                
   1. はじめに                    
   2. ポイント測定方式による三次元測定
     2.1 三角測量方式                
     2.2 同軸測定方式               
     2.3 レンジファインダ方式           
   3. ライン測定方式による三次元測定
     3.1 ポイント光による走査         
     3.2 ライン光による走査  
   4. 画像プローブ方式による三次元測定        
   5.エリア測定方式による三次元
     5.1 ステレオ画像方式            
     5.2 モアレ方式               
     5.3 パターン投影方式             
   6. 顕微鏡によるによる三次元測定
     6.1 共焦点顕微鏡                
     6.2 白色光干渉/低コヒーレンス光干渉      
   7. 非接触三次元測定機の標準化
   8. あとがき
         
  内部資料としての情報収集を目的としているために一般には配布されてはいないが,メーカーとしての視点から
   広く関連情報が集められているので産業界の現状と関連技術を知ることができる。
■JOMA報告書提出(2005/12/10)
・光学測定機工業会へ出向いて報告書の原稿を渡す。これで事実上私の役目は終ったことになる。やれやれ。
■現状(2005/04/20)
・日本光学測定機工業会・非接触三次元測定機部会における研究調査報告書をまとめております。
・山梨県における地域新生コンソーシアムプロジェクト案を練っております。
・理事長はホームページ作成の勉強をしております。

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