街を歩けば (Walking in Namamugi area)
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カレー料理屋さんアサ(2010/02/24)
 半年ほど前であったかろうか,生麦駅近くにカレー料理屋さんが開店して,夕方などに跨線橋でパンフレットが配ら
 れていた。といっても行ってみる機会が無かったが,事務所での打合せがあったこの日にぶらりと立ち寄ってみた。
 昼であったがあまり客がいないのは寂しかったけれども,うるさくなくてよかった。インド人かネパール人かの2人が
 お店にいた。聞いてみようかと思ったが,ちょっと遠慮しておとなしくアサランチをいただいた。お店のたたずまいに

               

 似て,料理も食器もつつましいものであった。味はちょっと辛めのカレー料理である。場所が地味であり,また全体
 的に地味な印象なのでこれから頑張って定着して欲しいものである。「この次は家族と来ますから」といったのだけ
 れども言葉が通じなかったようである。

横浜橋商店街を歩く(2009/05/04)
 あちこちの商店街が寂れていくという。でも中には賑わっている商店街もぁるそうで,横浜では阪東橋近くの横浜橋
 商店街がその一つであるという。必ずしも交通の便がいい訳ではないので,なかなかに行く機会が無かった。それ
 でも地下鉄のブルーラインが通るようになったというので,連休の間にと,妻と一緒に散歩に出かけてみた。確かに
 それほどには長い商店街ではないけれども,アーケードの通りは人出が多かった。妻に言わせれば,食料分なども
 確かに安いという。何を買うというわけでもなかったけれども,ぶらぶら歩きを楽しむことができた。商店に活気があ
 ることは事実で,結構楽しめた。おそば屋さんが三軒あるのも気に入った。
          
 
「そばっ晴」はいいぞ (2009.04.27)
 駅のすぐ脇にあった「やじま」が閉店してしまって残念であったが,昨年のいつであっただろうか,新たに「そばっ  
 晴」として開店した。ごく普通の立ち食いそばやかと思っていたが,これがおいしい。夕方からは居酒屋風にもなる
 ようだが,私はもっぱら昼間の,それも土日の客である。いいところの第一は,こうした店には珍しいほどに面の質
 がよい。おまけに例えば掻揚げそばでいうと,てんぷらはちゃんと皿の載せて出してくれる。だからかけにしてももり
 にしても程よく揚げられたカリカリのてんぷらが味わえる。揚げ方もさらっと揚がっていてぐにゃぐにゃではない。麺 
 のうで方もまあまである。さらにご店主の客への応対もいいので,私は大好きなお店である。

           

そばのやじま,閉店(2008.03.)
 生麦駅の周辺はごたごたしたところなのだけれども,このところ店じまいが多くて寂しい。久しぶりに立ち食いそば
の「やじま」によってみたら,入り口に「三月二十九日をもって閉店」の貼り紙がある。まあまあの味だったし,それに
このお店は結構はやっていたはずなので残念である。朝の通勤時などは7時というのに次々とお客が入っていく。工
場に出勤する人なのかなあ,引きもきらない。その代わりに夕方は6時には閉店してしまうのではないかなあ。夕方
はお店が開いているのを見たことがない。大黒町の方のお店は営業を続けるそうだ。閉店するまでにもう一回は来よ
うかと思っていたのに,ついつい忘れてしまって,気がついたらお店の戸は閉じられていた。

              

鶴栄堂古書店が閉店 2007/10/08
 先週末の帰りがけに,ふと通りかかったら,生麦唯一の古書店である鶴栄堂の前に「閉店,すべて半額」という看
板が出ている。あれっ!これは残念だなあと驚いていたら,ちょうどこの日の戸締めに店頭に店主が出てきたので聞
いてみた。20日には閉店する,経営が成り立たないから,という。このお店は駅の反対側にあった生麦書房が閉店し
たあとに店を構えて,その後に駅近くに移ってきた。私はあまりいい客ではなかったけれども,やはり寂しい。梅崎春
生などが好きな人だった。やや太目の身体ではあったが,ダンスが得意であったそうで,いつだったかは踊っている
写真を見せてくれたこともある。いい話をいくつか聞かされたこともあった。順調そうに見えたのだけれども,やはり経
営は苦しかったそうだ。五分だけでいいから見せてよ,とお願いして,急いで店内を見て周り数冊を買った。気になっ
ていた久世光彦はすでに売れていた。「いいものからなくなるからねえ」と店主は言っていた。もう店はやらない,とも
言っていた。寂しい。
                                       
     
 
ハンバーガー屋さんが開店 2007/06/30
 生麦駅前はちょっとわびしい商店街である。もっと賑やかになればいいのになあ。ところがなんだか不似合いなハ 
 ンバーガー屋さんが明日開店するという。暫く前から改修工事がはじまったなあと思っていたら,ちょっとしゃれたハ
 ンバーガー屋さんが開店する。一週間ほど前から店の中にテーブルや椅子が配置されて,本格的にユニフォームを
着た女性らが開店に備えている。うまくいくといいので,応援をかねてお店の紹介をしておこう。頑張って欲しいなあ。

                 

■残念,高橋商店」が閉店 2007/06/30
 1月30日のページで書いた駄菓子屋高橋商店が店を閉めた。先日久しぶりに生麦駅付近を歩いていたら,あった
はずのお店がない。近くのシラタキ屋さんで訊いてみたら,店をやっていたおばさんが亡くなり,後を継ぐものがいな
いので店を閉めたらしい。ちょっとさびしいなあ。

■2007/03/25 「文具おかだ」
 いろいろな文房具を見つけて使ってみることは楽しい。「なんで同じようなものをいっぱい買ってくるの?」と言われ 
 るので。「テクノロジーのチェックのためさ」と言い訳するしかない。細かいものではものさしがそうである。
 どれであっても大差はないし,いずれも変りがないと思われるかもしれないが,それぞれに使いやすさがある。私が
 ずっと愛用しているのは「振り分け目盛」のスケールである。普通のものさしでは左から右に1cm,2cm,・・・・   
 30cmという具合に目盛が刻まれているが,時には真ん中から左右に寸法を測りたくなることがある。そんな時に 
 は真ん中から左右につけられた「振り分け目盛」をもつものが便利である。こうしたものは以前はどこにでもあって
 簡単に入手できたのであるが,最近はあまり見かけなくなってしまった。あるときこれを勤務先にも置きたくなって
 文房具屋さんに行ってみたら,これがない!まあハンズに行けばあるだろうとタカをくっていたのに,実際はこれが
 ない。かろうじて池袋ハンズに20センチのものがあっただけである。聞いてみると製造はされているという。以前は
 100円ショップにもあって,私は2本買って持っている。でもこうなったらあと2,3本は買っておこうという気になった。
 ところがこれが簡単ではなくて,どこに行ってもない。銀座・伊東屋に行ってもない!こうなるとますます欲しくなるも
 のである。でも見つからない。少なくともある一社では製造されているので,電話で問い合わせてみた。でも「振り 
 分け目盛ってなんですか」と訊かれてしまったのにはまいったなあ。だって,そこで製造しているものさしの袋にも,
 「振り分け目盛」って書いてあるのになあ。そして,私の問合せに対して,数日後に来た返事は「東京なら池袋ハン
 ズが扱っています」というものであった。そこにないから苦労してるのになあ。まあしょうがない。当面はなくても済む
 し我慢しようと諦めた。ところがである。ある日事務所の付近を散歩していて,近くにある小さな文具店に入ってみ 
 た。このお店は学童相手であって,以前に入ったときは何も買うものがなくて,出るのにちょっと気まずかったことが
 ある。でもまあものさしを訊いてみようかなあと入ってみた。驚いたことには探していた「振り分け目盛」がある!思
 わずあれっと!声を出してしまった。かなり長い間売れなかったとみえて,値段がついたシールが変色している。そ
 れでもいい。3本すべてを買った。店番をしていた年配のおばさんは「3本ともですかあ?」といって喜んでくれた。そ
 して「おまけしますから」といって,買い物シールを何枚もくれた。私は使うこともないのだけれども,まあ感謝してい
 ただいた。
                     
                           文具おかだ
■2007/01/30 近所の駄菓子屋
 なんだか不思議なことには,生麦駅の近くには小さな駄菓子屋さんがいくつか残っている。といってもおばあさんが
 切盛りしている小さなお店ばかりではあるけれども。府中にはこんなお店はなかったのに,この辺りには少なくとも
 3軒はある。ちょっとのぞいてみたい気がする。ただ,どこも小さなお店だし,私が好きなおもちゃ類はなくて,本当 
 に駄菓子ばかりだなあ。踏切のこちらには玉木屋があり,向こう側には高橋商店ともう一軒ある。
 でもどこでもゲーム機が置いてあるのはちょっと情けないなあ。今度はちょっとまじめにチェックしてみよう。
     
  玉木屋 おばさんはそろばんで計算している         ここは高橋商店だ

■2006/04/01 事務所付近を歩く
 岸谷の事務所の付近は,おそらくは昔は高級な住宅街であったのだろう。いくつかの立派なお宅が今でも残ってい
 る。でもいささか侘しくなっていて,昔はしゃれていたのだろうなあと思われる洋館風の空家もある。近寄って表札を
 見たら「生麦町貝助」とある。う〜ん,なんだか情緒がある町名だったのだなあとひとりで感心する。

       

       

■2006/04/01 お花見に三ッ池公園へ行く
 私は千鳥ゲ淵の桜が好きで毎年春にはでかけていたv。ところが最近は有名になりすぎて人出も多くなりすぎて,
 中には宴会を始めるグループもあり,おまけにあのフェアモントホテルもなくなってしまったのでコーヒーを飲むことも
 できなくなってしまった。そこで今年は横浜付近でのお花見を考えて三ッ池公園へと出かけることとした。自宅の近
 くからバスに乗ったら一本で行けた。でも満開の土曜日であったせいか,大変な人ごみですっかり嫌になってしまっ
 た。なんだかさびしい思いで帰ってきた。残念だなあ。どこかいいところはないかなあ。懐かしい農工大の桜はどう
 なっているのかなあとは思うけれども,20番教室の近くにあった桜も,計画性のない建物計画のおかげで切られて
 てしまったということで,もう二度と構内を訪れる気になれない。どこか近くにゆっくりと桜を眺められる所はないの 
 かなあ。
   

■2006/03/26 ホームセンターにパンジーを買いに行く
この冬は寒かったせいもあって,長い間植物の手入れを怠ってしまった。気がついて慌てて簡易温室のビニルをめく
ってみたら,残念なことには多くの植物が枯れてしまっている。う〜ん,悔しい。でも忙しさにかまけて放っておいた自
分が悪いのだから誰にも文句が言えない。しょうがない,パンジーでも植えようかと近くのホームセンターに行ってみ
たら,う〜ん,残念なことにはもうパンジーなどは売っていない。しょうがないなあ。いつもなら私の好きな黄色のパン
ジーで彩ることができるのになあ。それでも売れ残りのパンジーがわずかにあったので,一株を50円におまけしても
らって6株を買う。これしかないのだからしょうがないなあ。これと青いデルフェニウムを幾つか買って帰る。今年はま
ずかったなあ。インパチェンスが咲く頃まで寂しいなあ。

■2006/03/14 名古屋に粉雪舞う
会議が急に中止になってしまったので時間ができた。ふと思いついて途中下車して,数週間ぶりに某古書店に立ち
寄ることにした。3月は学年の切れ目のせいもあって理系の本もよく動く。でもここには何回か足を運んだので,さす
がにこの店にはもういいものはない。まあしょうがない。でも最近興味を持っている教養教育に関連して,ちょっと気に
なっていたエッシェンバッハ:パルチヴァールがこの古書店にあることをネットの検索で知っていた。定価が7000円と
いうように,決して安価な書籍ではなかったし,読みきれるかどうかも自信がなかったので躊躇した。けれどもためし
にと店員さんに尋ねてみた。分類を問われて私もあやふやで困ってしまったが,店の人たちは「社会科学だろう」と
4,5人で棚を探してくれた。なかなか見つからず,一時はどうなることかと思ったが,どうやらお店のデータでは「ドイ
ツ文学,函入り,定価7000円」となっているらしい。そのうちとうとう平積みになっている中から探し出してくれた。値づ
けは3900円となっていて,私にはちょっとこたえたが,美本だったので思い切って購入した。いつかじっくりと読んで
みたい。暗くなりかかっていたので急いで駅へ戻ったら,なんだか寒いし白いものが舞っている。あれっと思ってよく
見たら,春も間じかの雪である。寒くて風も冷たいわけである。今年は春一番も3月6日に吹いたことになっているの
になあ。

■2006/03/07 春一番
ようやく春の気配が感じられるようになった。私が待ち望むのは「春一番」である。以前はこんな言葉はなくて,3月に
なるとなんとなく生ぬるく強い風が吹く日ががあるのだと感じていた。そしてそれが3月10日頃であることが多かった
ものだから,私はいよいよ春だなあと感じて元気になっていくのだった。「春一番」は元来はどこかの地方の漁師が使
っていた言葉らしいのだけれども,新聞紙上に現れるようになって,なんとなく気象用語みたいになってしまい,そし
ていつの間にか一般的な言葉として定着してしまった。最近は春一番が吹いたと報じられるのは2月であることが多
くて,私の個人的な感覚とはずれてしまっている。
あの生暖かく吹き荒れる春風が春一番にはもっともふさわしいのになあと感じる。そうだ,高校生の頃の教科書に 
キャサリン・マンスフィールドが書いたこんな感じの風の話があったなあととても懐かしい。いつかあの話を探し出して
読み返してみたい。でも果たしてあの甘酸っぱかった若かりし頃の気持ちになれるのであろうか。

■2006/03/04 古書店にて
古書店に出かけることもめっきり少なくなってしまった。時間が取れなくなってしまったことと,まずは必要な本はおよ
そ集めてしまったこととが最大の理由である。それでも散歩をかねて,というか散歩の口実として古書店に行くという
のは楽しいことである。もっとも手軽な古書店は最近はやりのBOOK-OFFであって,ここでは1冊が105円という本が
並んでいる。家から歩いていける距離にも一軒あるし,電車に乗ればすぐ行ける街にもある。さすがに多少とも価値
がある本はほとんどないし,ましてや理系の本となるとほとんどお目にかかれない。文系であってもちょっと凝った本
となるとなにもない。今日もドイツ中世史の阿部謹也の著作が(新書などでいろいろとあるはずなので)もしやと思っ
て探してみたがまったく見つからなくてがっかりした。
それでもたまには思いもかけない掘出し物が見つかることがある。今日もふとみたらJ.ミネカイヅカ「夜の花ざかりま
たは小説」があってびっくりした。多分いまや誰もが名を知らない作家であろうが,ずっと以前に「雪は湿っていた」を
買ったことがあることを思い出した。でも情けないことに内容はまったく憶えていない。それでもなんだかとても懐かし
くなって,喜んで105円を払って買ってきた。箱入りの立派な装丁であるし,この値段はどうみたってあまりにも安すぎ
る。考えてみたらこの著者については何も知らない。試しにとインターネットで探してみたけれどもなにも見つからな
い。たった一つ,どうやら芹沢光治良の知合いで,本名は田中耕三という日本人であるとのことである。「芹沢氏がロ
ベール・ラフォン社に紹介してフランスで小説を発表した」とある。ちょっとページを繰ってみるとかなり凝った構成内容
となっているので楽しみにして読んでみよう。たまには嬉しい本も見つかるものである。