山中湖村から (From the Sunset cottage)

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               春になりました             散歩の途中で見つけた クワズイモ       

街の中での生活もいいのだけれども,いつの頃からだろうか,都会を離れた暮らしをしてみたいなあと思うよ
うになってきた。もしかしたら若い頃に山梨大学に勤務していて,10年を甲府で過ごしたことが影響している
のかもしれない。あの頃には清里とか富士五湖付近まで車で出かけることがあった。学生には山梨県出身
者が多くいて,今にして思えば懐かしくて楽しかった10年であった。その後に移った東京農工大学では25
年を過ごしたけれども,退官する時期が近づいた頃に,本気になって山荘暮らしを意識した。はじめに「ここ
はどうかなあ」と妻に場所を示したら,「山の中だなんていやだわ」と反対されてしまった。「山ん中じゃあな
いよ」といったら,「だって『さんちゅう』ってあるじゃない」という。そんなことはない。びっくりして見直したら,
“山中湖村山中”とある。慌てものの妻は,どうやら山中(やまなか)を“さんちゅう”と読んだらしい。あきれ
たものである。山中湖は学生らと何回も行ったことがあるし,とくに初めの頃に頑張ってくれていた一人の
SK君は都留の出身であって,この付近のことをよく話してくれた。そんなことから山梨はとても懐かしくて,
私は今になって楽しい山荘暮らしができることを喜んでいる。

                
                       ポピー畑から(2007/06/17)


■久しぶりにくつろぐ(2010/07/17−19))
 今年の夏は異常なのだろうか。ひどく暑く感じられる。勤務先の大学でも客員教授にステップダウンしたので,もう
 少し時間に余裕ができるかと思っていたのに,そしてもっと頻繁に山中湖村に来られるかと思っていたのに,そうは
 簡単にはいかない。まだ講義があって週に2日は大学に行っていることや研究室からの引越し荷物の片づけが思 
 いのほかに大変であることが原因である。さらに嬉しいことには,ここ数年かけて開発を行ってきた小型の3次元形
 状計測カメラと内面形状計測プローブが好評で,最終的な原理技術の仕上げと製品化を進めなければならない状
 況にあるからである。
 山荘は昨年からテラスの改修を自分でやってきたけれども,これもきりがないので一段落させることとした。はやく 
 のんびりとしたいのだけれども,どのようにして仕事から離れていき,どのようにして家族との生活にウエイトを移し
 ていくかが難しい。春以来何回も来ているのだけれども,大工仕事などであまり楽しめていない。先日の三連休は
 久しぶりにのんびりできたので心が休まったし,東京付近の異常な湿度の高さがなくてほっとできた。


      

         「山青し」という感じであった      ハーブやポピーなど,子供らが走り回るにはいい

■西湖のほとり根場へ(2009/06/21)
 富士五湖の周りにはあまり出かける機会が無かったけれども,いつだかもらったパンフレットに根場(ネンバと読む
 らしい)のことが出ていたので,ちょっと偵察に出かけることとした。もともとはかやぶき屋根の集落であったらしい 
 が,昭和41年の台風26号による土石流によって大被害を受けてしまったそうである。
 現在は「いこいの里」として甦っていて,いささか観光客相手と化しているが,ぶらぶらと歩きながらお店めぐりを  
 すると結構面白いものである。

   

     こんな茅葺の建物が並んでいる                こんなものも売られていた


■本栖湖・芝桜まつりへ(2009/05/09)
 連休中は混雑するし時間もとれなかったので山中湖村には行けなかった。もう人出も減っただろうかと本栖湖近く 
 の芝桜を見に行くこととした。山中湖までは順調だったのに,その先から大渋滞となってしまい,30分どころか3時 
 間もかかってしまった。がっかりして写真を撮る気分にもなれず面白くも無い画像だけであった。妻は気楽なもので
 パチパチとやっている。ここにはその一枚をアップすることとしよう。確かに芝桜はきれいだけれども,土日は避けた
 ほうがよろしい。疲れたなあ。

                

ようやくの春(2009/04/18)
  春の訪れとともに家の周辺も清掃をせねばならない。富士山はまだこんな具合に半分が雪に覆われていて公園に
 もまだ花はない。,しかし家の周辺にはすでに春の息吹が見られる。
                 

 踏みつけてしまいそうだけれども小さなスミレが道端のあちこちに咲いていて可憐なものである。山桜はどうなった
 かなあと裏手に回ってみたら,これも頑張って枝に花をつけていた。華やかさは乏しいが」素朴なものである。

       
          
 ■春の訪れ(2009/04/15)
 山中湖村では冬が終りました。暖冬だったそうです。今年初めて行ってみたところ,枯葉が積もっていましたが,そ
れでもクリスマスローズの花が咲き,フキノトウも芽を出していました。これからがいい季節になります。
  
       

■春の庭(2007/06/10)
 パシフィコ横浜での「光計測シンポジウム」と「センスペック2007」が終ったので,週末には一息つこうと山荘に出か
けた。落ち葉が大分積ってしまったので,前に来たときにかなり掃いて捨てた。そして肥料を買ってきてあちこちに撒
いたりした。そのせいか今年は花がいろいろと咲きそうである。今週はしゃくなげの真っ赤な花が目立っていた。
   
        
              満開のしゃくなげ                     ぎぼうし

もっとずっと素朴だし,この辺りでは雑草扱いになってしまうけれども,私はぎぼうしのさりげない姿が好きだ。ユリ科
の多年草だと事典にある。花はまだまだ先で,夏になってから咲くのだろう。同じように花はまだだけれども,すずら
んもかなりの数があって少しずつ成長している。
         
             すずらん(花はまだだ)                 蕗もあちこちにある
前回来た時には,妻が苦労しながら蕗で酒のおつまみをつくってくれた。ほろ苦い味がとてもよかった。
私はジギタリスが好きなので,以前来たときに園芸店で株を見つけたのを二株を植えてみた。横浜の家に以前から
あるジギタリスは,もうとっくに咲いて散ってしまっているのに,ここのジギタリスはまだまだは花の気配がない。英国
では雑草みたいなものだとG. ギッシング が書いているけれども,とても雑草とはいえないようなきれいな花が咲くの
で,私は大好きである。折角草刈機を修理したのに,今週は天気が不安定だったので十分には草を刈ることができ
なかった。山荘からの帰り際に花の都公園の脇を通ったらポピーがかなり咲いていた。残念ながら富士山は雨雲に
隠れていて見えなかった
         
           花はまだまだのジギタリス                 花の都公園のポピー
      
春間近の山荘(2007/03/31)
 埼玉医科大学でも一年が経ち,また学会も終ってほっとした。身の回りの片付けはいろいろとあるのだけれども,
山中湖村はどうなっているか気になるし,ちょっと一息つきたかったので久しぶりに山荘に出かけた。暖冬であったか
ら雪はほとんどなかったそうであるけれども,異常気象であったことには変わりない。,

                
                          近くにある碧工房                             庭で見つけたフキノトウ

近くを散歩していたら,犬を連れて散歩している工房のKさんに会った。この辺りにはキツネも出没しているし,今年も
イノシシが荒しているという。Kさんの近くの家の犬がイノシシを見つけて追いかけたのだけれども,なんと逆襲にあっ
て怪我をして戻ってきたという。どうもこの辺りにはけもの道ができているようだと言っていた。私はまだ見たこともな
いけれどもちょっと怖いなあ。
久しぶりの山荘だったので水道の開栓を確かめたり部屋の掃除をした。まだ寒いからストーブもつけてみたし,妻か
ら植えるように言われたオランダカサブランカの球根を植えたりもした。今年もいろいろと整備したいのだけれども,ど
こまでできるかなあ。テラスのペンキも塗りなおさなければいけないしなあ。まあ,少しずつやっていくことにしよう。庭
に出たらフキノトウがいくつか芽をふいていた。林の中からは耳にしたこともない妙な鳥?の声が聞こえたりしていい
休息になった。

正月の富士(2007/01/05)
 12月はあまりに忙しすぎて山中湖村に行くことができなかった。そこで正月の一日を利用して久しぶりに出かけて
 みた。今年は暖冬気味であって,まだ雪の気配もない。雪といえばうっかりしたことに,スノウベルトを山荘に置いた
 ままにしてある。これでは意味がないので車に積まねばならない。それに冬支度もせねばならない。富士山も例年
 よりは雪が少なく,写真のような状態である。手前は「花の都公園」の花畑であって,春になればチューリップが咲
 き乱れるはずである。今は何の花もなく 荒涼たる光景である。 夕方になったら,凍りついた左側の斜面が陽に照
 らされてぎらぎらと輝いていた。
        
           

今年の山荘(2006/12/09)
 大学に復帰して,それも遠方の地にある新設学部勤務であるせいか,思ったほどには山中湖に行けなかったあ。
 残念だなあ。実は6月になってからはじめて行ったのだけれども,いつのきれいに咲いている百合が倒されていた。
 はじめは誰かが侵入して折ったのかなと疑ったが,どうやらイノシシが侵入したらしい。そういえば数箇所の百合の
 根元には大きな穴が掘られていて球根がなくなっている。「今年は冬の寒さが厳しくて食べ物を求めて人里に出没
 している」と,管理をお願いしている櫻井さんが教えてくれた。これにはまいったなあ。せっかくの大輪の百合だった
 のになあ。球根が食べられてしまっては来年はもうだめだなあ。花の都公園も荒らされたようで,侵入よけに電流 
 線を張りなおしている。今年もお向かいの高橋さんやお隣の恒木さんと会えて歓談できたことは嬉しかった。皆さ 
 ん,それぞれに生活を楽しんでおられる様子であった。
久しぶりの山荘(2006/07/27)
 今年の冬は大変に厳しかったらしい。春になっても,私は忙しくて連休にもいけず,ようやく6月になってから久しぶ
りに出かけてみた。残念なことには昨年12月にあれだけ手入れして植物の種もまき,またゼラニウムやジギタリスも
移植したのに,寒さと雪のせいでか,みんななくなってしまっていた。パンジーがわずかに残っただけだ。ハーブのミ
ントだけはさすがに強くて生き残った。しょうがない,また手入れをしていこう。