丘の上から (From the hill top)

      日高の丘の上にあるキャンパスで想うことです。徐々に書き足していくつもりだったのですが,
     私は2010年4月からは客員教授の立場になりましたので,そろそろフェイドアウトせねばなりませ 
     ん。さらに2012年には退職しましたが想い出は懐かしいです。

2回目の卒業生(2010/03/08)
 また1年が経ってしまって2回目の卒業生が巣立っていった。研究室の打ち上げをするというので,3年生とともに
 高麗川駅前の「あさひ」で卒業を祝した。

           

  元気一杯な4名の卒業生であり,社会に出たからの活躍を期待したい。また新たに4年生にもおおいに
  期待したい。

はじめての卒業生 (2010/03)
 いつの間にか4年が経ってしまい,初めての卒業生が誕生した。やはりそれなりに感慨があるものである。
 上岡君と梶君には医療人として大いに活躍してほしい。

           

日高への通勤(2010/02/18)
 埼玉医科大学における勤務でもっとも辛かったことは通勤時間の長さであった。家を出てから研究室にたどり着くま
  でに,ドア・ツー・ドアで3時間である。それでも横浜線が始発から終点,八高線も始発から終点であったので座る
  ことができたのは幸いであった。といっても棚から落ちてきた荷物でパソコンを壊されたこともあったし,訳の解ら 
  ない言いがかりをつけられたりしたこともあって,なんとも油断ができない日々であった。
  この日は天候が悪くて,横浜の家を出るときにはさしたる雪もなかったのに,八王子で八高線に乗り越えて「箱根
   が崎」とか「金子」などという小さな駅の辺りではかなりの積雪となっていた。

                     
                   
 通勤時間が長くなる理由は八高線が単線であったことで,上りあるいは下りの列車が到着するまで,じっと 駅で 
 待たねばならないことであった。どうしようもないのでひたすら待つのみであった。なんだか大学へ無事に着くこと 
 が目的になってしまって,まるで通勤が仕事みたいだなあと思われたこともしばしばあったなあ。
                
画像センシング展 2009 に出展(2009.06.10〜12)
 パシフィコ横浜で開催された画像センシング展に研究室で研究開発された「内面形状計測装置」および「パームトッ
 プ型三次元形状計測装置」の試作品が展示された。埼玉医科大学に移ってから初めて学生にも説明員として加わ
 ってもらい,梶君と上岡君とが展示品についての説明と質問への対応を行った。ちょっと危ないことを言っていたよう
 であるが,初めてのことだからしょうがないかなあ。吉野君も試作装置の搬入と搬出に活躍してくれた。有難う!

                 
                   説明員として頑張る梶君(右端は若山助教)
新学年が始まりました(2009/04/10)
 保健医療学部も4年生を迎えて,いわゆる学部完成の年となった。4学年が揃うと,食堂が混んでくるなどの問題は
 あるが,ようやくに大学らしい雰囲気となってきた。キャンパスの桜もきれいに咲いて,そのうちに写真を撮ろうと」思
 っているうちに若葉が出て葉桜になってしまった。慌ててカメラを抱えてバス停の近くの桜を撮っていたら,いつもな
 がらの2年生三人娘のうちの二人が現れてはしゃいでいた。いよいよ春です。

         
     
キャンパスも徐々に整備される 2007/03/13
 国際医療センターの建物も仕上がったようで,3月1日からはバス停も増えた。昼食をとったついでに辺りを一回りし
 てみた。まだ人の出入りがなかったのでちょっと寂しい,歩いてみると結構な距離がある。食後の散歩にはよさそう
 だ。写真の奥の方の建物が医療センターで,手前が食堂のあるテレサホールである。    
            

篠田兼崇君来訪 2006/12/27
 年末になるといつも会っているのだけれども,今年は大学へ来てくれるという。一年ぶりに会った彼はN社で鍛えら
 れて技術知識が豊かになり,大変に頼もしい。大学というところでは,どうしても特定のテーマでの研究となってし 
 まうし原理開発が中心となってしまう。企業での仕事は実務的であるけれども,当然ながら報酬の裏づけがあるか
 ら頑張り甲斐がある。楽しく活躍していてくれることが嬉しい。

通勤帰路で最短記録 2006.12.12
 片道の通勤時間(ドア・ツー・ドア)が3時間とはさすがに情けない。「4日でまる1日ですね」とからかわれる。
 かなり頑張っても2時間50分が限界であった。ところが今日の帰りは乗継ぎが奇跡的にうまくいって,ついに
 帰路2時間40分の新記録を打ち立てた。17::15に研究室を出て17:21のバスに乗った。雨が降った後であったが
 さしたる混雑もなく,これは間に合うぞ,とバス停から走ったら,高麗川駅発17:34の八王子行きに乗れた。「これは
 運がいいぞ」とばかり,八王子駅の乗り換え階段の近くにとまる4号車に乗り込んだ。学習効果のおかげで,八王 
 子発18:22にばっちり間に合う幸運だ。ここからは1時間,じっと我慢するしかない。終点の東神奈川に19:20に着
 いたのであった。ここから先はもう大丈夫,京急に乗り継いで無事に帰宅したら19:55.。思わず万歳!新記録2時 
 間40分であった。朝はこんなにうまくいくことはないだろうなあ。

通勤事情(横浜線) 2006/06/03
 相変わらず通勤には苦労をしている。もっとも効率が悪いのが”横浜線”であって,始発駅から乗車するというのに
 座席を確保するのには大変な苦労を強いられる。乗っている時間が1時間とあれば(それも満員電車なので)座ら 
 ざるを得ない。そのためには発車時刻の20分前にはホームに並ばなければならない。もっともひどい例は次のよう
 である。駅に着いて次に発車予定の電車が到着しているホームに行ったら,すでに席はない。じゃあ次の列車にし
 ようとそちらを見たら,これもすでに列をなす人々である。まあしょうがない,それなら次の次にせねばならないと発
 車ホームの番号を確かめてそちらに急ぐ。こうしてやっと列の前方に並んで席の確保を図る。なあんだ,3台目じゃ
 ないか,たいしたことないよと言われるかもしれないが,駅に着いて(やっと座った)電車が発車するまでには30分
 近くが経過しているのである。実はこの間にさらに2台の電車があるのだが,つらいことにはその2台は途中駅まで
 しか行かないのである。かくして,私はようやく5台目の電車で席を確保することとなった訳である。

■工事中のキャンパス(2006.05.06)
 日高キャンパスはまだまだ工事中である。はじめは構内の地理も,建物内の部屋の配置も解らないので大分うろう
ろとした。さすがにこのごろはかなり解ってきたので迷うことはなくなってきた。残念なのは食堂がまだ工事中である
ことであって,7月にならないと営業できないようだ。写真の銀色の屋根の建物がそれである。その右手にはすでに
「ゲノム解析センター」があって,正面の工事中の建物は「国際医療センター」である。完成すればヘリポートも設置さ
れるということなので,本当は横浜からヘリコプターで通勤すればはやいだろうになあと考えてしまう。後方の山々は
きっと秩父の山なのだろう?大学の建物はしっかりした造りであって,今までいた某大学の建物がお粗末であっただ
けに嬉しくなってしまう。キャンパス計画もよく考えられていて,建物も統一が取れているのでとても嬉しい。以前の大
学では思いつきの場所に建物がバラバラに建てられる始末で,とくに私がいた建物の脇にあった見事な桜の木は
(私が退官した直後に)切り倒されてしまったという。なんとも悲しい。そんなことを聞いて,私ははもう二度と東小金井
に降り立つこともないだろうなあと思ってしまうのだった。4月16日現在の工事中の様子を私のオフィスから撮った写
真である。クレーンが(業界用語では竹馬と称するそうであるが)林立している。この日はちょっと天気が悪かったの
が残念だなあ。

               

■2006/04/08 通勤事情
 4月となっていよいよ埼玉医科大学へ通う生活がはじまった。私の場合にはこれが重大問題であって,自宅から大
学までに片道3時間の壁が立ちはだかっている。八王子で高崎線に乗り換えて高麗川に向かう。今までに八高線に
は乗ったことがなくて,これに乗るときにはお弁当をもってハイキングに出かけるものだと聞かされてきた。朝はともか
く日中は1時間に1本しか列車が出ていない。幸いにも朝は1時間に3本ほどあるので通勤には支障がない。高麗川
から先はどうするのか弱ったが,結局新たにバス路線が開通することとなったのでほっとした。車がなければだめだ
とか,自転車かバイクにしようという話もあったが,バスの開通は助かる。早速利用してみたら10分程度で大学まで
着くことが判った。といっても乗り方が解らないので運転手さんに訊いてバスカードを買い,使い方を教えてもらう。実
は翌日もバスに乗ったが,うっかりと降車ボタンを押すのを忘れてしまった。そのために構内のバス停を通過してしま
ったので,さすがに慌てて「降ろしてくださ〜い」と叫んだ。バス停以外では止められないのか,バスはまたロータリー
を一周してバス停に戻ってくれた。御礼を言って降ろしてもらったけれども,気をつけないといけないなあ。バスの窓
から外を見ていたら途中に造り酒屋があったりする。今度途中下車して覗いて見たいなあ。

                


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